みなさん、こんにちは。
ツネイシLR株式会社の清水 群(しみず ぐん)です。
今回のテーマは「Swing the Bat」です。
副社長就任にあたり、定めた「仕事に取り組む姿勢」の一つです。これは、私を含めて遊園地みろくの里で働く際の判断基準、働き方の方向性とお考えください。この「Swing the Bat」はUSJ時代、毎日のように耳にしていた言葉です。先日、とある説明会でこの言葉を使う場面がありました。
第20回世界バラ会議福山大会2025
みろくの里がある福山市では、第20回世界バラ会議福山大会2025が2025年(令和7年) 5月18日(日)~24日(土)に開催されます。世界バラ会議世界大会は、世界バラ会連合が、3年に1度開催する、ばらに関する国際会議です(大会のウェブサイトより引用)。そのボランティア説明会が2024年4月19日と20日の二日間行われました。その説明会において、私はコミュニケーション講座の講師として登壇いたしました。45分という時間でしたので、細かい話というよりは心構えや簡単にできるトレーニングなどをご紹介しました。
心構えの中で紹介した言葉が、今回のブログタイトルでもある「Swing the Bat」です。バットを振らなければボールに当たらない、だからバットを振りましょうという意味ですが、意訳するとチャレンジしましょうという意味です。コミュニケーションって簡単なものではないですし、これが正解というものがありません。だからいろいろチャレンジしてみましょう、その中でご自身に合うコミュニケーション方法を見つけたり、目の前の人によって柔軟にコミュケーション方法を変えていけるようにしましょうという意味で紹介しました。
説明会ではチャレンジという意味で紹介しましたが、みろくの里での仕事に取り組む姿勢に設定した理由として、チャレンジはもちろんなのですが、”自分がやってみたい、やってみようと思うことをやってみてほしい”という思いが強いです。
なぜそう思うのか、これには二つの理由があります。
成長
一つ目の理由は成長です。私自身もそうですが、スタッフには成長を求めます。充実した人生を歩んでほしいですし、成長することでお客様へのサービスも進化します。そのためには、成功や失敗の経験を積んでほしいと思っています。特に失敗の経験は大事にしてほしい、なぜ失敗したのか、次はどのように改善しよう、その繰り返しが成長につながります。
では、自分でやろうと決めたことではないこと、上からの指示で仕方なくやったことに対して失敗した場合はどうでしょうか。失敗の原因や改善策を考えるということに、なかなかたどりつきません。自分で決めたことではないため、他責の気持ちがどうしても強くなるためです。それでは成長につながりません。自分でやってみたいと思ったから、自分で決めたことだから次につなげようという気持ちが生まれてきます。失敗は大歓迎です。もちろん事故をはじめとした大きな損失を生む失敗は歓迎されませんが、そうでなければどんどん失敗から学んでほしいです。それが個人の成長、そして将来の多くのお客様に喜んでいただく瞬間につながりますので。
気持ちは伝わる
二つ目の理由は、気持ちは伝わるということです。人間の感情はストレートに相手に伝わります。お客様はスタッフが本当にオススメしたいと思って勧めているのかどうかがわかります。スタッフの表情や声などからわかります。以前のブログでお伝えした師匠の言葉「自分が楽しくねぇと、ゲストが楽しくねぇだろうが!」まさにこのとおりです。楽しいアトラクションだと本気で思って接客すると、楽しさがお客様に伝わります。ではどのようにすればそのような気持ちになるかというと、その一つが「自分のやりたいようにやってみる」です。
起業したときに、自分で考えた商品と他人の商品を売っていたことがあります。どちらの方が熱く話せるか、勧められるかというと、やはり自分で考えた商品でした。どのようにして商品を考えて作ってきたか、そのプロセスが頭の中に残っていますので、自然と熱が入ります。自分が考えたものでなければ、そうはいきません。だからスタッフ自身がやってみたいと思ったことは、積極的にやってみてほしいのです。
「Swing the Bat」
もちろん言うは易しで、実践し続けて定着するには時間がかかります。しかし、実践しようとする段階で遊園地は少し変わりましたし、定着したときには今以上に愛される遊園地になるはずです。この仕事に取り組む姿勢が定着してテーマパークが変わっていく様も見てきましたので、同じようにやり遂げます。そして、この「Swing the Bat」以外にも仕事に取り組む姿勢を設定していますので、また別の機会に紹介いたします。